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【振袖コラム】知ると楽しい豆知識!帯の有名な三大産地とは?歴史や特徴をご紹介☆

登録日:2024.04.18

振袖コラム

はじめに

こんにちは!

京和きものです。

桜の花が散り葉桜の時期となりました。

皆様いかがお過ごしでしょうか?

本日のブログでは、振袖コーデの重要なポイントである帯についてお話しいたします。

帯には三大産地と言われる代表的な三つの産地があります。

それぞれの歴史や特徴を知れば、帯選びがさらに楽しくなりますよ♪

ぜひ読んでみてくださいね。

 

帯の三大産地

帯の代表的な産地として、京都府の西陣、群馬県の桐生、福岡県の博多があります。

これらは帯の三大産地と呼ばれ、古い時代から受け継がれた精緻で美しい帯が生産されています。

京都・西陣

西陣とは、京都市の北西部一帯を指す地域の名称です。

西陣という明確な行政区分があるわけではなく、北は上賀茂、南は丸太町通、東は烏丸通、西は西大路通に囲まれた地域をこう呼びます。

 

西陣織の歴史

西陣織の歴史はとても古く、その起源はなんと古墳時代にまで遡ります。

応神天皇のころ、百済からの帰化人が現在の京都・太秦(うずまさ)あたりの地域に養蚕や機織りを伝えたのが始まりだとされています。

平安時代になると宮廷の織物を管理する「織部司」という役職が作られ、朝廷の貴族たちを中心に機織産業が栄えました。

平安時代の半ばには、朝廷での織部司としての仕事から離れ自営で織物業を行う職人も多くなり、独自の織り技術の開発が進みました。

そして時代を重ねるごとに技法の研究開発が進み、現在の西陣織に繋がっていきました。

 

西陣織の特徴

西陣織は、「多品種少量生産が特徴の京都西陣で織られる先染めの紋織物」の総称です。

1976年には国の伝統工芸品に指定されており、伝統ある日本の織物として今でも高く評価されています。

西陣織の特徴は、紗、絽などの透かしの生地を使用していることや、二重構造の多彩な織り方で作られた華やかな仕上がりなどが上げられます。

また、先染めの織物であるため、シワになりにくい丈夫な作りをしています。

 

群馬・桐生

桐生織の歴史

桐生織は奈良時代からの歴史を持つ織物です。

桓武天皇の時代、養蚕や織物に知見を持つ白瀧姫という人物がいました。

その人物が桐生の人々にそれらの技法を伝えたのが桐生織の始まりであると言われています。

のちに西陣織と同様に有名になり、武士の装身具等にも使用されるようになりました。

 

桐生織の特徴

群馬県南東部の桐生で生産される桐生織は、1977年に国の伝統工芸品に指定されています。

桐生織の特徴として顕著な点は、ジャガード機を使用して織られる先染めの織物であるため、シワになりにくい丈夫な生地である点です。

桐生では元々養蚕が盛んであったことから絹織物が産業の中心でしたが、現在では絹以外の天然素材や化学繊維などの機能性のある素材を使った織物も多く生産されています。

 

福岡・博多

博多織の歴史

博多織の起源は、鎌倉時代に博多商人たちが宋から持ち帰った唐織の技術だと言われています。

その後商人たちは明に渡り、明の新技術を持ち帰って研究を重ねます。

そうして開発された織物が現在の博多織に繋がります。

 

博多織の特徴

博多織は福岡県と佐賀県で生産される絹織物の名称です。

細い経糸と太い緯糸で織られた厚く張りのある生地は、しなやかで丈夫な作りをしています。

そのような構造で織られた博多織の帯は崩れにくく締め心地が良いため、古い時代では武士に愛用されることも多かったそうです。

 

いかがでしたか?

今回は帯の三大産地をご紹介しましたが、他にも様々な地域で素晴らしい帯が生産されています。

産地ごとの歴史や特徴を知ると、実際に手に取ったとき、身に着けたときにより心が躍る感じがしますよね。

帯を選ぶ際はぜひ産地にも注目してみてくださいね。

 

最後に

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春の長雨で体調を崩されませんようご留意ください。

 

◇ ◇ ◇

 

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